こちらで更新継続中。Final Fantasyは劣化し続けているのは本当か?考えてみた

Final Fantasyは劣化し続けているのは本当か?考えてみた

FFは劣化している?

スクウェア・エニックスの看板タイトルのひとつ「ファイナルファンタジー」が、作を重ねるごとに劣化し続けているという声をよく耳にします。私としても、近作はひどいものが多いように感じるのも確か。

しかし、本当に劣化し続けているのでしょうか?単に、思ったものとかけ離れているだけで、劣化していない部分もあるのでは?

ということで、いくつかの分野に分けてFFは本当に劣化し続けているのか、私なりに考えてみました。

スポンサーリンク

はじめに

まず最初に、私のFF歴を書いておきます。これを読んで、この記事を読むに足るか、信用できるか、最初にあなたが判断してください。

まず、プレイ済みタイトルはFF3,11,12,14を除く全てのナンバリングタイトルをプレイ済みです(FFTなど亜流作品とかもありますが、今回は省きます)。

プレイ・クリア状況は、

  • FF1→クリア済み。記憶はおぼろげ。
  • FF2→序盤で面倒になって投げました。
  • FF4→割と最初のほうで断念。肌に合いませんでした。
  • FF5→中盤までプレイするも、メモリーカード破損によりデータ死亡。現在リベンジ中。
  • FF6→FF5と並行プレイしていたので序盤でデータ死亡。同じくリベンジ中。
  • FF7→最初にプレイしたFF。クリア済み。かなりやりこみました。
  • FF8→クリア済み。こちらもかなりやりこみました。
  • FF9→クリア済み。ほどほどにやりこみました。
  • FF10→クリア済み。クリアして満足しちゃいました。
  • FF10-2→隠しエンドまで見ましたが、ほとんどやりこみせず。
  • FF13→ラスボス前でめんどくさくなってやめるという暴挙に。ほぼクリア。
  • FF13-2→先日買ってきたばかり。

っと、こんな感じです。初期~中期作品はリメイク版のプレイとなっています。なお、5~8が好きな作品です。

では本題に入っていきましょう。

世界観

FFを語る上で一番の要素は、世界観なのではないかと思います。

最初期のFF1からして、今でこそよくあるファンタジーものである一方で、クリスタルを主軸とした独特な世界観が構築されていました。飛空船や潜水艦など、スチームパンクなネタはこの頃からあります。

FF4でも飛空船のシーンから始まりますし、シドとの関連付けもあってか飛空船はFFのシンボルのひとつとなっていますよね。FF6では更にスチームパンク的な要素が強くなります。

FF7になるとスチームパンクらしさから、徐々にSFへの転向が見られるようになります。8のバラムガーデンのデザインなんかは以降の作品を匂わせるデザインでしたし。FF9では原点回帰ということでスチームパンクな世界観に戻りましたが、続くFF10では再びSFっぽいものになりましたね。

FF10以降はSFなものが増えていき、ファンタジーらしさは急速に失われていきます。7,8あたりでも顕著だったので予想はできましたが、私はFF10あたりから”違和感”を感じるようになりました。

そういうわけで、スチームパンク→SFというゆるやかな変遷はあったものの、テーマ自体は大きな変更はないものと言えます。ただ、SF成分が濃くなってきているのは確かであり、それが過去から続くファンタジックな部分を薄めているのも事実。

造語に関してはどうでしょう。

作品独自の固有名詞は昔からあったものの、それだけで意味がわかるものが多かったです。例えばFF7の古代種、別名セトラも移民とか開拓者という意味のある英語が語源となっています。

FF10の大いなる敵・シンも道徳的罪を意味する「SIN」ではないかと思われますし、意味が通るものがあるために、あれこれと想像してみたりする余地もあったものと思います。

ところが、FF13ではどうでしょう。コクーンは繭(まゆ)を意味するものでまだしも、それ以外のものは一見意味不明なものばかりです。

が、一応、パージは追放や浄化を意味する英単語であり、パルスはしっくりこないものの脈動や電流波形とかって意味もあります。

ただ、ファルシ・ルシという(恐らく)生粋の造語を筆頭に、それまでの作品よりも耳馴染みのない英単語などを利用したために混乱を生じているものと思います。造語や固有名詞を乱用して世界観の広がりをもたせているように見えるのは気のせいではないと思いますが……。

キャラクター

FF1は選ばれし光の戦士が4人、いずれも言葉を発することはなく人となりは伺えません。逆にそれこそが、想像の余地がおおいにあるとも言えますが。FF2からはストーリーの作り込みとともにキャラクターとして血の通ったものになり、以降はそれぞれにキャラ付けされた登場人物が生み出されていきます。

知名度の高低はあるものの、いずれもキャラのブレを感じる部分もあったりと、一般的には作りこみは雑な部類に入るかと思います。ただ、その大雑把な味付けが、魅力になっている部分もありますね。

FF6あたりになるとブレは収束し、人物に深みが増すエピソードを交えるなどして作りこみは向上して来ました。続くFF7は今でもキャラ人気が高い作品ですし、FF8ではネタになるキャラも多かったですよね。

そうして続いていってFF10辺りがピークだったように思います。FF12はプレイしていないので指摘できませんが、キャラの魅力・描き方のバランスがイマイチだったと聞きますし、FF13は……いわずもがなです。

キャラのルックスも、個人的にはFF10以降右肩下がりで来ていると感じられます。インパクトが希薄というか、薄っぺらくなっているように感じられます。名前を言われてもピンと来ない人物が多くなってきているのは、記憶力の衰えだけが原因とは思えません。

グラフィック

これは言うまでもないですかね。

ドット絵時代は、特に敵キャラクターのドットの作りこみが秀逸でした。主人公たちの可愛らしさも魅力ではありましたが、敵ドットには到底かなわないと思います。デフォルメが効いた主人公と、リアル等身な敵との戦いというアンバランスな構成もFFの特徴とも言えます。

また、FF6のマップ全般のドットの作りこみは今なお通用する美しさです。非常に味わい深く、緻密でしたね。キャラクターの愛らしいアニメーションもここで極まっていたかと。

以降は3D化して、作を重ねるごとに美しくなっていきました。当時では最高のグラフィックを追求しようとした、挑戦心に溢れる作品が生み出されていきます。さすがに、FF13の頃には最新鋭のグラフィックではありませんでしたが、それでもかなり美麗なグラフィックを実現しています。

一方で、ムービーの比重が大きくなって来ました。要所で挿入されていたFF7辺りとは違い、どうでもいいようなシーンまでムービー(≒操作不能シーン)にしてしまったFF13はテンポが悪すぎます。美麗は美麗なんですが、高い頻度で挿入されるとうんざりさせられるのもまた事実です。

映像美は技術の進歩に合わせて向上したものの、同時におかしな方向へ進化もしてしまっているのが現状です。

システム

作品ごとに特徴的で尖ったシステムを導入していたFFシリーズ。

FF1の自由度の高かったジョブシステムにはじまり、FF2の成長システム、FF5のやりこみがいのあるジョブチェンジシステム……以降も魔石やマテリア、スフィア盤などを導入していましたね。

挑戦心は素晴らしいのですが、好き嫌いのわかれるものも多い印象です。FF2はその成長システムが面倒で私は肌に合いませんでしたし、一方で当時は難解だと言われたFF8のジャンクションシステムは気に入っているシステムです。

ただ好き嫌いがわかれるだけならよかったものの……FF13のクリスタリウムのように存在意義がないものもありますから、必ずしも有意味なものばかりでもありませんでした(事実、FF13-2ではクリスタリウムが”改善”されています)。

FF8の成長させる楽しみのないレベリング(敵も強くなる)も、斬新ではあったものの、あまりいいものではありませんでした。

また、9以降ミニゲームらしいミニゲームが減少傾向にあるのも寂しいところ。カードゲームとか、かなり遊べる物が多かっただけに寂しいものです。

ゲームバランス

ゲームバランスに関しては、むしろ、安定していた作品があったのか?と言わざるを得ませんね。

1の頃から、めちゃくちゃな敵の配置・組み合わせで登場していましたし、先のFF8の敵の強化具合も大いにバランス崩壊な場面がいくつかありましたし。極めつきはザコでも膨大なHPを持つようになったFF13でしょう。

FF13は難易度が高いといわれることも多いものの、どちらかというと盛大にバランス崩壊した作品です。FFの悪いところが前面に出た印象というか、プレイヤースキルでどうにもならない部分も多いため、褒められたものではないです。

っというわけで、バランスに関してはよく言えば変わりなくそのまま、悪く言えば進歩がないとも言えます。

※もちろん、比較的バランスがとれていたものもあります。FF9なんかはいい感じのバランスでしたよね。また、FF7のミドガルズオルムなどのような、半イベント戦の強敵はバランス崩壊とはいえません。

音楽

単純に、音のクオリティで行けば進化していっています。

それまでの内蔵音源から外部音源を取り入れ、片翼の天使でコーラスを入れたFF7、エンディングテーマにフェイ・ウォンを起用したFF8。順当に進化しています。

そしてFF13の楽曲も、過去作に全く引けをとらない出来栄えで、戦闘曲などは歴代屈指の名曲だといえます。人気の高いサンレス水郷などもFF13の楽曲ですしね。

もちろん、初期~中期作品の楽曲が内蔵音源だからダメ!ショボイ!ってことではないんです。FF5とか、FF6だって名曲は多いですし、耳に馴染みますもんね。

そういう意味で、音楽は相変わらず優秀であるとも言えますし、順当に進化しているとも言えます。

思い出補正

長く続いているシリーズだけに、プレイヤー層も年代の開きがあります。それゆえ、過去作にどっぷりだった世代が、不当に直近作を叩いているのではないか?という可能性はどうでしょう。

感覚としてはやらず嫌いというものも多く存在します。誤解を招くのを承知で言えばレトロゲーマーと表裏一体といえなくもないのですが、ハナから自分のプレイしたタイトルが至高で、それ以外(それ以降)はダメ、という人も多いわけです。

そうして過去作の至らない部分を指摘すると「当時の技術では云々」という人もいるわけですが、これは信用なりません。だって、FF5のジョブチェンジシステムとか今遊んで(リベンジして)も楽しいですからね。FFに限らず、古典であるテトリスとかが今でも楽しめるでしょう?

私は5をクリアしていませんし、好きではあるけれど思い出補正がかかるほどプレイしていません。それでも5は面白いし、FF13はダメだと感じています。これは技術の問題抜きに普遍的な面白さというものがあるという証左でしょうし、やらず嫌いを抜きにしても近作ではその面白さを欠いている可能性の一端でもあるでしょう。

なので、思い出補正に縛られて近作を叩くという層が一定数いたとしても、近作の不評は”それだけ”ではないと言えるのではないでしょうか。

まとめ

以上で各分野についての記述は終わりですので、まとめというか、最終的な意見を書きます。

まず劣化したと思われる分野は、世界観・キャラクター・グラフィック(ムービー比重)・ゲームシステム(直近)といったところでしょうか。

一方で単純にグラフィックや音楽は進化、ゲームバランスは良くも悪くも昔からあまりとれていないという結論に。

ストーリーに関しては世界観に大きく依存しますが、割と好みがモロに出るので劣化と断定はしにくいですね。それにしても荒唐無稽で陳腐で感動レスなFF13はどうかと思いますが。

こうして見ると単にネタ切れ感もないではないかな~っと感じる部分もあります。劣化と感じる部分もあるものの、作品としては劣化というより、「ネタ切れによる苦し紛れのネタがつまらない」のだと思います。

だからこそ過去作からプレイしている人ほど、(思い出補正があるとしても)劣化だと言いますし、直近の作品から入った人はそれなりに楽しまれている人もいます。

逆に今の感性で過去作をプレイすると不親切な部分・荒削りな部分・大味な部分もありますから、ライバルのDQよりはどちらかというとマニアックなデザインのゲームだったとも言えるかもしれません。

ただ、RPGといえばDQと並んでFFの名前が挙がるほど知名度が高くなりすぎたことで、無用にハードルが上げられてしまっている面もあるとは思いますがね。

っというわけで、私の意見としては「若干の劣化も見受けられるものの、つまらなさ・没入感の減退の理由はネタ切れによるもので、言われるほど劣化が顕著ということではない」ということにしておきます。

皆さんの意見はどうでしょうか?この記事が絶対的に正しいということはありえないので、貴方自身も客観的に考えてみるというのも面白いものですよ。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
スポンサーリンク

『Final Fantasyは劣化し続けているのは本当か?考えてみた』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2014/03/02(日) 03:38:02 ID:fcc296a62

    FF13をバランス崩壊しているってのはどうかと…
    むしろ崩壊してるのは6とか7ですよ