こちらで更新継続中。「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」見てきました。 悪いものではないけども……。

「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」見てきました。 悪いものではないけども……。

インデペンデンス・デイ: リサージェンス イメージ

シン・ゴジラのついでに見てきた本作(シン・ゴジラについては後ほど書く予定)。

前作が割と好きな作品だったんで、本作アナウンス時は「おおー!」となったもんですが、封切り後はあちこちから賛否(やや否定的意見が多い?)の声が上がっていて、期待しないで見よう……と胸に決めたのでありました。

そんなわけで鑑賞前の期待値はかなり下げて見たところ、そこまで悪くはないと思った一方で……前作ほどの魅力が不在かなぁ、と感じた次第でした。

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CGは圧巻。 唯一の見どころと言ってもいい。

最新レベルのCG・VFXを使用しているため、よりスケールを増して来襲するエイリアンの母艦は圧巻です。 あるいは、地球に対する攻撃も迫力があります。

大気圏に突入し、炎と煙を纏いつつ悠然と地上に降下するさまは、禍々しくも見とれるレベル。 他のシーンでもこれらの視覚効果は多用されており、不満に思う部分は特にありませんでした。

ただ、映画として不満に思うのは、このCG・VFXくらいしか見どころがないように思う……そんな内容についてです。

記事内容がトレーラー(予告)を見れば書けそうな薄さですが、これくらいしか書きたいことがない映画だった……と思っていただければ。

緊張感がないように思えるのがダラけさせられちゃう。

本作は前作から20年後の設定で、エイリアン遺した技術を使って対エイリアン用に防衛設備などを整えた世界が舞台となっています。 それゆえ、2016年が舞台でありながら、どこか近未来を思わせる風情があります。

そんな地球……人類に対し、より強力に・強大になったエイリアンが再び侵攻を開始する!……というのが大筋で、それ以上でもそれ以下でもないんですが、前作にあったような味わい深い人間ドラマも特になく、終始どこかフワフワした登場人物がフラフラする印象が強いんですよね。

前作はまだエイリアンの攻撃に対する備えも当然あるわけでもないので、不測(すぎる)事態に対する反応だとかに危機感や緊張感もありました。 が、今回はある程度戦いの備えもある状態ですし、全体的にファンタジー色が強まったように思うんです。 その結果、全編通してどことなく締りのない映像・展開の連続に見えてしまったのかなぁと。

コミカルなシーンにせよ、シリアスなシーンにせよ……前作は王道ながら印象に残るうまい撮り方をしていたのに対し、今回はCG・VFXに頼ったゴリ押しな部分もあり、撮り方に魅せる妙は感じられませんでした。

物語にしたって特に大きな波もなく、かなり平坦に、なるようになるしかならないのがなんともはや。 終盤で次回作への布石がボロンボロンと出てきますが、ああ、これらはあくまでもインデペンデンス・デイの流れをくむ関連作品群なのであって、初代の驚きや興奮、ドラマを引き継いだ続編ではないのだなぁ……期待してはいけないのだなぁと痛感しました。

じゃあ、過去の影を追わずに見たらどうだろうか?というと……それでもまだ微妙で、映像などに金がかかっているものの、どうにも盛り上がりに欠ける凡作ハリウッド映画のソレで、正直なところあくびをしながら見ておりました。

劇場に足を運んだことは後悔していませんが、無理して劇場で見る程でもなかったなぁ……というのが正直なところです。 今こうして記事を書いている傍ら、前作を見ていますが、絶望感もこちらのほうがありますし。 もったいないなぁ……。

魅力的なキャラクターの不在も足を引っ張っている?

本作には前作から続投の人物のほか、新規の人物(だいたいが前作の人物の子ども)も登場し、彼らが物語を動かしていきます。

……が、この新規の人物のキャラクターがあまり魅力的ではないのも、あまり心躍らない理由なのかもしれません。

例えばウィル・スミス演じるヒラーは今作では登場しませんが、前作においてはとても印象的で魅力的な人物に描かれていました。 ラッセル(変人扱いされていた彼)にまつわるエピソードもベタながらいいですし、大統領まわりも印象的なシーンが多いですよね。 マーティ(デイビッドの同僚)のような脇役ですら、濃いキャラがいましたし。

翻って本作には、ヒラーの息子・ディランや、(前)大統領の娘・パトリシアなど、二世キャラが多い……のですが、偉大な親を超えられないというか、彼らも役どころとしては大いに頑張るんですが、キャラクター性としては至ってないなぁ……と。

彼らの登場シーンこそメインレベルのキャラゆえに多いのですが、どうにも後になって思い返せそうな印象的なシーンやセリフが少ない……というか皆無。 それはつまり、物語の抑揚を楽しめない……ということでもあります。 だからこそ平坦な印象を受けるんでしょうけど。

また、一部の前作の人物の扱いが(仕方ない部分もあるとはいえ)若干ぞんざいに感じるのもちょっと……というところ。 まぁ、これは好みによるところもあるんですが。

もうちょっと新規の人物に強烈な印象を与える人のひとりふたりや、エピソードがあっても良かったんじゃないかなと思います。

先にも書いた通り、劇場にいくほどでは……?

最初の方にも書きましたが、無理して劇場で見る程ではなかったなぁ、というのが率直な感想です。 別に金返せレベルではなかったし、適当に見る分にはいいのかもしれませんが、価格相応の体験ができたかというと、そうではないでしょう。

前作への思い入れがそれなりにあるので、何かにつけて「前作の場合は~」と比較し、書いてきてしまいましたが、じゃあ仮にまっさらな状態で見たらどうなのか?というと、それでも「悪くはない」程度に留まるんじゃないかなと。 ただ、見どころがトレーラーで確認できる部分ばっかりなので、それ以外が楽しめるかはわかりません。

もともと決して完成度が高い映画ではなく、突っ込みどころがあったり、コミカルな部分があるのも事実。 それでもなお、前作をして好きな映画の一つとして挙げる人も少なくないのは、人間ドラマであったり、印象的なシーンとキャラクターであり、エンターテインメント性の高さだったのでしょう。

それらがどうにも欠落していたり薄味な本作は、どうしても凡庸な印象になってしまうのですよね。 もちろん、映像は迫力がある(が、絶望感は前作比減少な印象)などという面ももちろんあるのですが、BD/DVDでもいいんじゃないかな~というところですね。

次回作はより地球から離れたところで戦いそうな気もするので、その場合は開き直って、コッテコテの宇宙モノにしてほしいところです。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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