こちらで更新継続中。「REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇 (原題:Quarantine 2: Terminal)」 レビュー

「REC:レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇 (原題:Quarantine 2: Terminal)」 レビュー

REC[レック:ザ・クアランティン] 2 ターミナルの惨劇 [DVD]

大ヒット低予算POVホラー・リメイク作の続編。本家REC 2のリメイクではなく、完全新規のシナリオが展開。

ある旅客機のフライト中、乗客の一人が不調を訴える。フライトは継続されるが、やがてその乗客が突如凶暴化して暴れ始め機内は一時パニックに。

なんとかその場を収めたもののけが人が出てしまい、緊急着陸を行うが……降り立った空港は封鎖されてしまう。脱出を試みる乗客たちだったが、彼らに常軌を逸する危険が振りかかる!

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 完全オリジナルストーリーなので前作ような「丸写し」ではなく、REC 2を観ていたとしても同じストーリーを追う事にはならない。
  • と同時にこの騒動の原因も多少は変化。
  • 旅客機内という狭い空間での発症は中々に緊張感がある。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • 割と普通のバイオハザードもの・ゾンビもの系になってしまっていて、唯一前作からのつながりくらいしか独自性が感じられない。
  • 旅客機のシーンはそれほど長くないのがもったいない。機内という狭所・閉所での騒ぎがあれば緊張感などが増した印象。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • 邦題のせいではあるが、邦題と作品のイメージとの間に隔たりあり。原題の方がイメージにマッチする。
  • 各キャラのバックボーンを活かした「悲惨さ」が物足りない。描写がもっと深ければ物語にもっとのめり込めたり、より感情の動きがあっただろう。
  • というか、演者の質が軒並み低く緊迫感を殺いだり恐怖感が減退している節も。
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詳細

本作はスペイン産POVホラー「REC(レック)」のリメイク作である「レック: ザ・クアランティン(原題:Quarantine)」の続編です。前作は本家1作目を舞台を移しただけで忠実に再現したリメイクでしたが、本作は本家2作目のリメイクではなく、完全オリジナルとなっています(ややこしいですね)。

それゆえ前作で「なんだ、本家と同じじゃないか」とガッカリした人でも、本作に関しては新鮮な気持ちで臨めるでしょう。

だからといって前作と全くつながりがないわけではなく、作中で前作の事件の様子をニュース画面として利用するなど「しっかりと」続編として作られています。

本家ほどの連続性はないものの、そのあたりは心配無用。
※本家の2作目は、1作目本編終了直後から始まるという、非常に連続性の高いシリーズとなっており、舞台も全く一緒です。

どうしてこのシチュエーションをもっと生かさなかったのか?

さて、せっかくのフライト中での事件発生となるわけですが、早々に緊急着陸してしまうので機内での乱闘がそれほど長くないのが少し残念。

旅客機自体あまり大型ではなく乗客数も限られるので、閉所での死闘を演じることができないというのも理解はできるのですが、あまり見かけないシチュエーションだったので新鮮だっただけにもったいなさも感じました。

邦題にやや問題有り、かなぁ

さて、本作は「REC」の名を冠しておきながらPOVではなく、更には「記録している」という描写は皆無です。ドキュメントタッチではなく単なるゾンビ・パニックものになっちゃっています。この点で「REC」というのは適さないタイトルということなんですが。

実は原題は記事タイトルにあるように「Quarantine 2: Terminal」なんですよね。

Quarantineってのは「隔離」という意味なんでそちらは正しい。前作が「レック ザ・クアランティン」なんて邦題をつけてしまったことの弊害でしょう。

また、ターミナルの悲劇と言いつつも舞台の大半は貨物室など、どちらかというと裏方の方という……。これは原題の方もちょっと微妙ですね。

まぁTerminalは終着駅・発着所などという意味があるので大枠で見れば間違ってもいないのかもしれませんが。

ともあれ「REC」という括りで観ると肩透かしを食らうかも。

総括

全く悪くありませんが、同時に全くもって普通の作品です。特筆すべきところが機内でのバイオハザードを除いてほぼ皆無。

ストーリーや演出もそこそこ魅せてくれるんですが、取り立てて独自色の強いものでもなく普通というか無難というか。演者も鬼気迫るような演技をしてくれる人もおらず、緊張感/恐怖感がイマイチなのも惜しい。

そういう意味では挑戦的で独自色の強い本家は、賛否両論あるにしても「面白い」作品だったなと改めて思います。

借りたからといって別に大きな損はしないでしょうし、短めの尺分はきっとそこそこ楽しませてくれることでしょう。が、RECの系譜だと思って鑑賞すると残念感が強く残ってしまうのは確か。

普通のホラー・ゾンビものとして鑑賞するのが最適でしょうし、何が何でも観ておくべき!というほどの作品ではありません。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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