「運命のクランバトル」 レビュー

運命のクランバトル

SEGAとポケラボとで開発&配信中のカードベースRPG。仕様的には征戦!エクスカリバーに通じるところも。

イラストの平均クオリティも高めで、日に4回開催されている対人戦のようなものも搭載。一昔前の機種だともたつくものの、全体的に完成度は高め。

単調なタッチ操作に加えてフリックを入れたりと食傷気味なジャンル内でもがく様子が感じられますね。

それにしても三国INFINITYや戦国幻想曲と同じデベロッパとは……。やればできるんじゃないの!(SEGAのおかげ?)

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 制作に関わっている2社がそこそこビッグネームなので、イラストや演出、システムの完成度はなかなか。
  • クラン(ギルド的なもの)の存在が重要視されており、ソーシャルな点にもフォーカスされている。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • タッチ操作一辺倒でなく、本作ではフリック操作をフィーチャー。カードを放り込むという感覚は新鮮だが、クエストではタップ操作でもよかったのではないかと。
  • 別のゲームでも述べたように、時間指定による大会は生活リズムが特殊な人には縁がないものに。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • 仕方がないことだが、一昔前(Galaxy Sとか)のスマホではもたつく場面も。本作にかぎらずどの作品でもRAMが不足するとそうなるが。

詳細

クランバトルと冠しているだけあって、カード収集と強化のほかにクラン対抗戦がウリでもある本作。クランとはギルドのようなものですから、ソーシャルなものが重要であり交流を含めた諸々を推しているあたり名実ともにソーシャルゲームですね。

そのクランバトルは一般的にお昼休みやゴールデンタイムなどと呼ばれる休憩時間や帰宅後の時間に割り当てられていて、一般的な勤務・就学以外の時間に設定はされてはいます。

取りこぼしても別個にチャンスがあるわけではありますが、勤務時間が不定だったり特殊な職種などの場合はこの時間に漏れ、最大のウリの部分が堪能できないということにもなります。

かといって常時開催というのも課題があるのかもしれませんが、こういったシステムは一長一短と言えましょう。

操作面ではありがちなタップ操作オンリーではなくフリック操作も採用。対抗戦などではカードを”放り込む”ことで戦闘に介入でき、ただタップして結果を見るだけだった同系ゲームから抜け出し生き延びようとする苦慮が感じられます。

これはちょっとしたアクセントになっていて好意的である一方、単調で構わない(そもそも単調な)ものであるクエストまでフリック操作というのはちょっと面倒です。

何よりもテンポが少々悪くなりますし、どうせ演出を楽しむ部分でもないので、いちいちスッスッとフリック操作を要求されるのは面倒です。

私としてはクエストはタップ操作でいいのではないかと思いましたが、クエストと対抗戦で操作法が異なる(といってもタップかフリックかの二択ですが)というのは混乱を招きかねない、という配慮なのかもしれません。

普段ゲームやPCに触れない層にも受け入れられるような平易な操作を目指したのでしょうが、なんとも微妙な問題です。

顧客層を幅広く取るか、操作性を洗練するか。両立できそうでいて意外と難しいんでしょうかね。

欠点というより愚痴で申し訳ないですが

正直、本作に対しての愚痴ではなく自分の機種に対する愚痴……結論として「新機種欲しい!」ってことなんですが。

AndroidってOSの進歩が早いというかバージョンアップが割と激しく、サポート切りもそりゃもう早いわけで。

おまけに各社発売の機種ごとの性能差もあったりしてガラケー時代のサービスやアプリの対応・非対応と同じようなカオス状態になっているんですよね。

現状では数年使えるかどうか怪しいほどにまだソフトウェアとしてもハードウェアとしても未熟な分野で、私のGalaxy Sも最近では既に限界が見えます。技術の進歩は喜ばしくワクワクしますが、切り捨てっぷりには「早すぎる」との反感も覚えます。

本作もGalaxy Sで動かないことはないものの、もたつきや強制終了があったりなかったりで快適とまでは言えず。それもこれもRAMが不足しているってのが大きいのだと思います。

演出にこだわるのもいいですが、廃れつつあるFlashを使うとか、まだまだ貧弱なスマホに負荷をかけすぎるのはどうなのかなと思います。それがゲームの面白さに直結するならまだしも、そうでないのなら某国民的RPGのような見た目だけの薄っぺらな作品に成り下がってしまって意味がありません。

いや……デベロッパよりもハードウェアの方の仕様がイマイチなだけかも。

現在ではクアッドコアも発表されたりしています(Galaxy Sはシングルコア)し、次に買い換える時に手にする機種は数年戦えるんでしょうがね。

うん、スペック的についていけなくて寂しいな、って話です。別に本作のここが悪い!とかではなくて。

総括

貫禄ある完成度だと言えますよ。

単調でゲーム性の低い(皆無な)ソーシャルカードゲームが未だに毎日のようにリリースされている中で、次のステージに進もうという開発者として褒められるべき挑戦心が感じられる作品です。

保守的で進歩のない凡百のソーシャルカードゲームが代わり映えもせず劣化コピーを続けるのを見向きもせず、むしろ見切りをつけて進化しようとした姿勢をこそ評価したいです。

創造性に欠ける、と私が酷評した三国INFINITY」&「戦国幻想曲と同じデベロッパとは思えないやる気に満ちています。SEGAの力や意向によるところが大きいのかもしれませんがね。

そのあたりの姿勢がどちらに起因しているのかわかりませんが、ポケラボ側にあった場合は今後生き残っていける可能性があるでしょう。

そんなソーシャルカードゲームの次のステージが、ほんの少しだけ、感じられるそこそこの良作です。

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書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。

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