「Sacred 2 (セイクリッド2)」 レビュー

プレイ動画とか色々ひどかったけど、安いし、ハクスラやりたいし~っということで買ってしまった本作。

期待はしないでプレイしてみたものの、予想通りのアレな完成度に苦笑いしつつも小ネタや謎のビッグゲストなどは楽しめました。

ただ、ゲームとして遊ぶとなると、システム周りの不備が難点。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • Blind Guardian!
  • 墓石に掘られた小ネタ。
  • 無駄にEpicなBGM。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • とくになし。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • SEなどのBGM以外の音響は微妙。
  • UIなどが煩雑で不親切。 アイテムを大量に獲得し、仕分ける必要があるのにシステムがこれではやる気も起きない。
  • 達成感などが感じられないゲームデザイン。 峠を超える前に我慢の限界を超える。
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Saaaaaaaaaacred!!

なんというか、説明書を読んでいて興味を強烈に引かれたのは「何故か」目にしたBlind Guardianの名前。

Blind Guardianといえば、ドイツのヘヴィメタル界の重鎮のひとつで、ジャーマンメタルと言われるメロディアスなサブジャンルの中でも有名なバンドです。

それが、アンカリア(本作の舞台)に登場するとな……!?

そうして謎の期待を胸にプレイ開始した私は打ちのめされます。 なんだ、このゲームは!

殴れてるのかわからんリアクション、カメラ制御しにくい、装備管理面倒くさい、スキルわかりにくい、ステ振り不親切、単にかったるいだけのオープンワールド……。

いわゆるクソゲー臭が一気に強烈に漂う出だしに、さすがクサメタルのBlind Guardianが関わっているだけあるな!と意味不明な納得をしつつ、この調子じゃBlind Guardianに出会えないのではないかと不安になりました。

それほどまでに、ハクスラらしからぬ戦闘や装備集めのつまらなさが強烈過ぎて、30分もしないうちに投げ出したくなりました。 正確には投げ出しました。

このままプレイをやめてしまいたい。

その思いはとてつもなく強く、実際に数日間は初回起動後一度もプレイしませんでした。

しかし、Blind Guardianがこのゲームに出演しているという事実は、その強い抵抗感を凌駕し、再び私をアンカリアへ引き入れました。

実は、彼らはスタート地点(※私の選んだキャラの場合)のほど近いところに存在していて、それほどプレイ時間をかけずに出会えたのでした。

……うわぁクオリティ低っ! なんか似てなくもないけど、似ていると言ったら本人に失礼な気がするアレだ!!

そんなこんなでvoのHansi Kürsch(以下、ハンズィ)と遭遇。 なんか、ライヴしようにもアンデッドどもにマイクやらドラムスティックやらを盗まれて困っとる様子。

とりあえずマイクを奪い返すと「やった!俺のマイクが帰ってきた! 一緒に残りの楽器も探そう」とか言ってコンパニオン(同伴NPC)になってくれます。 Wow!

しかもこのハンズィ。 無敵です。 クサさが無敵とかそういうことではなくて、敵に倒されることがないのです! 強え!!

そうしてハンズィを連れまわしてスティックやらなんやらを手に入れると、いよいよライヴ。 このライヴがまたすごい。 OPより力入ってるんじゃないかレベルのクオリティ。

これはひどいとか思った? 安心してほしい。 OPはこれよりももっとひどいクオリティなのだから! むしろこのライヴに心血注いだと言われても信じてしまうレベルの格差です。

いやーしかしクサい。 サビの「Saaaaaaaaaacred!」が美声かつ熱くて! オーケストレーションも交えたドラマティックな曲展開もCool!! なんかクサカッコいいんだけど悔しいなおい!!!

このクサメタル具合の前には敵も味方もなく、種族の差もなく楽しめる――といった趣のPVは、クサい展開ながらもニヤニヤが止まりませんねwww

そんな感じでライヴを楽しんだあと、ハンズィからお礼として楽器を一式貰い受けることになります。 ただし演奏できるのではなく、武器です。 ギターが両手剣(殴ると音がなる)だったり、マイクが杖だったりとトンデモ設定ですが、性能がとてつもなく微妙すぎてイマイチアレなのがなんともはやです。

そうしてライヴを終え、ギターで試し殴りを何度かしてプレイを終えました。 燃え尽きたぜ。

墓碑の小ネタもじわ来る

本作で味わった魅力といえば上記のライヴが大きな一つですが、もうひとつ気に入ったものがあります。 それは墓石に掘られた小ネタ。

例えば、「さようなら、いままで魚をありがとう」という某SF作品に出てくるフレーズや、「製品版に残れなかったNPC達の墓」「まさかこんなゲームがローカライズされるわけないだって?そのまさかだよ!」というようなメタなメッセージなど、開発陣のお遊びが満載です。

どうやらかなりの数存在する(全部読んだら何かあるかもしれない?と墓石にも書いてあるものの真偽不明)ものの、私が確認できたのは一部のみ。

それでも、こんなインディーズならまだしも、そこそこの大手がはっちゃけてやっちゃう遊び心は好きですね。 こういうユーモアはどこのメーカーでも出せるものでもないので。

ただまぁ、その分本編にも力を入れて欲しかったですが……。

総括

まぁ、オススメできる作品ではないです。 操作性の悪さ、不親切さ、盛り上がり・熱中度に欠けるプレイフィール。

Blind Guardianや墓石のネタは個人的にはツボでしたが、そのためだけにプレイする価値があるとまでは決して言えません。 RPG、ハクスラとしても2流3流といったところ。

続編の3は正統派なハクスラになっているようですが、完成度の大幅向上に期待する一方で、こうした遊び心を失っていないかだけ心配です。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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