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Deadlock「The Arsonist」 レビュー

ヴォーカルやギタリストの脱退と、あわや解散の危機に瀕した彼らが世に送り出した、6thアルバム。

花型ポジションが抜けてしまってどうなることかと思いましたが、意外や意外、前作を凌ぐなかなかの良盤! 元ベーシストのJohnのヴォーカルも違和感なく溶けこんでおり、新たなスタートに申し分ない1枚です。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 元ベーシストの新ヴォーカリスト・John Gahlertがいい仕事しています! 他バンドでもヴォーカルをしているだけあって、後任として申し分ないです。
  • もちろん楽器隊や、Sabineの歌唱も冴えており、全体的な質は高め。
  • 激しさもありつつも、清涼感や大衆受けのしそうなメロディが秀逸。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • 多少ゴリゴリした感が薄れ、更にポップな印象になったのはアグレッションを求める人には物足りなく感じられるかも?

 icon-frown-o ここがダメ!

  • とくになし。
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詳細

Johannesが脱退ということで不安も大きかったのですが、1曲目を聞いてみると、杞憂だったことがわかります。

荒っぽいギターとドラムにはじまるイントロ、そしてJohannesに比べてシャープながらも力強さを感じるJohnのヴォーカル。 Deadlockは死んでいませんでした。

以降の曲も聞いてみるとJohnはまだ一本調子と言いますか、あまり表現力があるようには感じられませんでしたが、そこはまぁDeadlockの新ヴォーカリストとして歌っていく中で培われていくものと思います。

また、この1曲目「The Great Pretender」ではSabineのクリーンパートも効きどころでしょう。 彼女の魅力的な歌声が、アグレッシヴなパートの直後にやわらかに耳に染みこんできて、とても心地よいです。

2曲目の「I’m Gone」もまたポップでキャッチーな楽曲となっており、こちらでもSabineの歌唱が印象的。 なかなかドラマティックで耳に残りやすい曲です。

3曲目「Dead City Sleepers」は、やや掴みどころのない印象の曲ですが、ボーナストラックのリミックス版の方はダークで怪しげな雰囲気も感じられてイイです。

4曲目でありアルバム名にもなっている「The Arsonist」、5曲目の「Darkness Divine」は激しさとキャッチーさのバランスに優れた曲で、いかにも彼ららしい曲となっています。

7曲目の「Hurt」はピアノとSabineのヴォーカルのみに始まるバラード的な曲。 曲の終わりにはバンドサウンドやストリングスも飛び出し、シネマティックにしてドラマティックな展開に。 これもまた美しくてCoolな曲です。

9曲目には英国産エレクトロ・ポップユニットのBronski Beatの「Small Town Boy」のカバー。 原曲が美しくも力強いファルセットと、エレクトロ・ポップ的なメロディが不思議なハーモニーを奏でていたのに対し、こちらはそうした80’sなノリを踏襲しつつ力強い印象を受けます。

10曲目以降はボーナストラック扱いで、先の「Dead City Sleepers」のリミックスなども収録。

総括

私としてはかなり満足いく内容でした。 (当記事執筆当時は前作のレビューを掲載していませんが、)どことなく中途半端で可も無く不可も無くといった印象だった前作に比べて、本作ではお気に入りの曲も何曲か見つけられましたし。

後任ヴォーカルの表現力が今後増してくれれば文句なしという感じで、今後に期待が持てるという意味でもいい作品になったかと思います。

Johannesのヴォーカルが好きだった人も、とりあえず本作だけ聞いてみてもいいかと思いますので、ファンだという方は一聴あれ。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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