こちらで更新継続中。「ゴーストバスターズ(2016)」見てきました。 往年のファン向けかも。

「ゴーストバスターズ(2016)」見てきました。 往年のファン向けかも。

ゴーストバスターズ 2016 イメージ

劇場に行くほどか悩んだものの、結局、気になって劇場へ行って参りました「ゴーストバスターズ(2016)」。

過去作に対するオマージュを盛り込みつつ、しっかりと“リブート”はできたのかな~……といった印象で、名作にはならないまでも、十二分に楽しめる作品でした。

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リブート版でもユーモラスなキャラが充実。

ユニークでユーモアたっぷりに描かれるキャラクター(ゴースト……オバケも含む)が過去作での魅力のひとつでしたが、本作発表時は主要人物を全員女性(しかも熟女ばかり)にするという大胆な設定が物議を醸していました。

個人的にはその“思い切り”は好意的に受け止めたほうで、この冴えなさそうな女性たちがどんな活躍を見せてくれるのかが非常に楽しみでした。

で、実際に見てみると……。

これはこれでイイネ!ってなもんでした。 いい。 すごく、いい。

メンバーは、美形……だけど少し残念な熟女枠のエリン(演: クリステン・ウィグ)、控えめに言ってもおデブちゃんでエリンの友人であるアビー(演: メリッサ・マッカーシー)、マッドサイエンティストの気があるホルツマン(演: ケイト・マッキノン)、そして紅一点……ならぬ黒一点で唯一の黒人にして非科学者のチームメイト枠のパティ(演: レスリー・ジョーンズ)。

彼らがまた……どのキャラもいい! とってもキャラが立っていて、映画を見終わる頃にはみんな好きになってしまっているというか。

比較的エリンは(このメンツの中では)常識人ながら、随所では可愛らしくすらある行動を見せてくれますし、アビーはそのインパクトのあるルックスと、それに見合った全力の演技で笑わせてくれます。

我が道を行く!を地で行くホルツマンもそのズレた感じが笑いを誘う……だけでなく、カッコイイ面も備えており、一般人枠のパティも(ややステレオタイプな印象を受けるものの)黒人っぽくて軽妙なノリと183cmだという身長から発せられる存在感は、安心感と愛嬌を同時に感じます。

つまり、彼女らはそれぞれ別の魅力を持ちながら、全員、チャーミングでクールなんですよ。 コメディエンヌらしいオーバーなリアクションも、見ていてとっても楽しい。

その他、ゴーストバスターズ結成後に秘書になるケヴィン(クリス・ヘムズワース)のぶっ飛んだレベルの馬鹿さ加減だとか、いい加減・胡散臭いサブキャラたちも個性的でユーモラスですし。

そんでもって、本作におけるカメオ出演もイイ感じ。 本人役で出てくるオジー・オズボーンやら、意外な形で出てくる旧作の人物・キャラも……?

まぁ、ストーリー自体は特にひねりや驚きはないんですが、それでも上映時間いっぱいダレずに楽しめたのは、出てくるキャラたちが皆魅力的だからでしょう。 どんどんグイグイと引っ張っていって、随所で笑わせて、楽しませてくれる。

キャラ設定だけでなく、このキャスティングであるからこそ成し得たエンターテインメント性の高さが本作にはあります。

オマージュやネタ的に往年のファン向けの印象が強い。

コメディ映画として十分なクオリティになっているので、過去作を見ていない人でも笑って楽しめるとは思います。

しかし、やはりというかなんというか、過去作を知っているからこそ楽しめる部分や、同時代の往年の洋画を知っているからこそ笑える部分も多くあり、既存のファン向けの印象が強いです。

たとえば本作においてのカメオ出演の多くは、過去作を知っていればこそ、「ああ、これはここで出てくるんだ」というファンサービス的な楽しみが強い部分でもあります。 過去作へのリスペクトやラヴがあり、対比が面白かったりする部分が随所にあるので、その辺はやはり経験によって体験に差が出てきます。

また、ポロポロと往年の名作のネタが飛び出てくる点も楽しめる度合いに差を生んでいると思います。 それこそ、今の若い人は「二人重なってろくろを回して云々」と言われてピンとくる人は決して多くないのではないかな?と。

いや、別にバカにしているわけではなくて、普通に考えていくら有名な映画のネタであろうと、意識的に「これ、見てみよう!」と思わないと、見ないわけですよ。 それが古い映画であれば尚更。 過去作を見たことがない若い人だって多いと思います(これを機に見てみた、という人はいるでしょうね)。

それがわかれば笑える部分も、元ネタがわからないとその部分は「何を言っているのかわからない」セリフ群でしかなく、ちょっと引いちゃうというか冷めちゃうと思うんですよね。 そうした部分も踏まえると、本作をまんべんなく楽しめるのはある程度以上の年代の人……もしくは往年の映画も好んで見る映画ファンなのかなぁと。

本項冒頭にも書いたようにそれらを知らなくても、演者たちの好演と(いい意味で)のバカバカしさがあるので楽しめるとは思うんですが……そうはいっても、「見てよかった」という満足感を得るには相応の経験が必要だとも思います。

いい感じのリブート作品になっていると思います。

本作が「ゴーストバスターズ3」ではないのには理由があります。 過去作のメイン演者のひとりが亡くなってしまったことも関係し(ているとされている)、そうした事情から本作がリブート作品であるから……ということで。

メインのキャラが全員女性というのも時世を反映しているんだろうと思いつつ、過去作とは異なるテイストとノリが持ち込まれていることもあり、思い切った設定などの一新は功を奏していると思います。

リメイク・リブート作品は、原作が人気作であるほど、アレコレと批判の対象にされやすいです。 思い入れのある作品から変わってしまって、改悪だなんだということなんです。

ただ、だからといってあまりにも原作に則しすぎると「改めて撮る必要ないじゃん」ってなもんで、それはそれでリメイク・リブートの意義がなくなってしまいます。

その点、本作も賛否あるようですが、個人的にはうまい具合に完成させたと感じます。 過去作へのリスペクト・ラヴを散りばめつつ、かといって過去作にべったりと媚びているわけではない。 多くの部分を一新して、まさに新生したゴーストバスターズを撮ろうという熱意も感じました。

過去作は名作に数えられているわけですが、具体的にどこがよかった・好きだったというのは人それぞれ違うと思います。 よって、今回スポイルされた部分が好きだったのであれば反感を覚えるのでしょうが、そうした層が一定数いるのはある意味仕方がないことでもあって。

私としては過去作からゴーストバスターズが好きではあるものの、あまり「かくあるべき」のような束縛もなく見て・楽しんだほうなので、現在に則してアップデートしてリブートした形として好印象を覚えました。

もともと小難しい話ではないので、そうしたウダウダを考えずに、本作のありのままを受け止めて楽しめばいい!……というのが正直なところだとは思いますがね。

コミカルなゴーストバスターズのメンバーと、彼らを取り巻く面白おかしいキャラクターたち、絶妙に胡散臭い理論のもとで作られた各種ガジェットなんかを見て、適当に楽しく時間を過ごせばいいのです。 そうして身を委ねていれば、2時間ほどをとても楽しいものにできることでしょう。

……なお、エンディングロール後にちょっとしたエピローグがあるので、本作が楽しめたのなら、最後まで見たほうがいいと思います。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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