こちらで更新継続中。「ムカデ人間3」を見たので、シリーズ通しての雑感など。

「ムカデ人間3」を見たので、シリーズ通しての雑感など。

ムカデ人間 イメージ

ついに、あの胸糞CRAZY映画「ムカデ人間」の最終章を見る時が来ました。

Twitterなどではたびたび触れていたんですが、改めて長文にしたことはなかったもんで、今回いい機会だとシリーズ通しての雑感を書いてみようかなと思いまして。

まぁ、大したことは書いてないんですが、共通して言えるのは「これはひどい」。

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すべてのはじまり「ムカデ人間」は、意外と物足りなかったり。


記念すべき(?)第一作目「ムカデ人間」は、原題もThe Human Centipedeということで、人間ムカデかムカデ人間かっていう微妙なニュアンスの差こそあれ、なんだか昭和特撮の怪人みたいな妙ちくりんな表題と、嫌な予感しかしないパッケージに惹かれてみてみました。

内容としては若い女性二人が、あるオッサンの住む家になんだかんだあって避難するわけなんですが、そのオッサンというのがいわゆるマッドサイエンティストでした、ってなわけでこりゃ大変と。

オッサン……ハイター博士としては、日々“つなげてみたい”欲求の傍ら、虎視眈々とつなげられそうな人材を欲していたわけで、そこにかよわそうな女性二人が転がり込んできたわけですから(夢が実現できる的な意味で)大興奮です。

あらかじめ捕まえておいた日本人男性とくっつけて、3人からなるムカデ人間を作っちゃうぜ☆ヒャッホーイってなもんです。 医師の説明義務かはわかりませんが、ちゃんと3人にこれからする施術を説明する丁寧っぷり。 いやー、やられる側としてはたまったもんじゃないですね。

で、まぁ、彼らは口と尻でドッキングし、ムカデ人間に……というような流れで進行していきます。

さてさてそんなこんなの本作なんですが、確かに、見た目のインパクトは凄まじかったですし、ハイター博士の怪演もあって結構見れるんです。 救いのない結末もいい具合でしたし。

ただ、日本人男性のセリフで笑っちゃいますし、なんかお下劣でインモラルなテーマ・内容ではあるものの、表現的にもろもろのセーブがかかってしまっている印象で、今一歩突き抜けていなかった気がしてたんですよね。

なので、コンセプトやインパクトは大いにあったものの、もうちょっと色々できたんじゃない? すごいものができたんじゃない? ってのは鑑賞後に思ったことでありました。

そこから2の鑑賞へ至ったのですが、見事にやってくれました。

頭痛がする……。 トラウマ級胸糞映画「ムカデ人間2」爆誕!


初代が物足りなかったんで、2はもっとはっちゃけてくれてるかな?と期待して見てみたんですが、予想の何倍もイッちゃってる内容で非常~に胸糞でした!

物語としては若干メタな入り方をしていて、前作映画を見た主人公が「自分もつなげてみたい……」みたいに思っちゃって、模倣犯的にやっちゃう的な内容です。

しかしなによりも、まずは主人公の見てくれがすげーヤバい。 不快。 いや、人の外見を揶揄するのはよくないのはわかっているんですがね……ハゲでチビでデブでギョロ目で、生理的嫌悪感しか覚えない外見をしてらっしゃるんですよ、主人公のマーティン。

そんな彼が凶行に走るし、昂ぶって自家発電したりなんだりと、もう、おぞましい以外のなにものでもない。 キャラの境遇的には同情の余地はあるものの、彼の蛮行やその見るに耐えない陰惨さを目の当たりにすると、ただひたすら胸糞。 同情なんてできませぬ。

んで、色々ひどいのはそれだけじゃなく、本作は全編通してモノクロなんですがね。 これがまた色々と視覚だけでなく、嗅覚とかまで色々と想像させて最高に最悪(矛盾しているようですが、そうとしかいいようがないですww)なんです。

しかもモノクロのくせに、ここぞで! なんでそれを! っていう部分だけカラーにしてみたりと、もはや監督の悪意しか感じないチョイス。 できあがったムカデ人間の無残さもレベルアップしていて、色々限界でした。 実際、途中から頭痛が……。

いやはや、マジでイカれてます、この映画。 娯楽性なんてかなぐり捨てて、不快感をとにかくかき集めてぶち込んだような作品。 二度と見たくないし、当然誰かにオススメもできない。

でも嫌いじゃない。 印象に強烈に残る。 ホラーというかスリラーなのかもしれないけど、歴史に名を残す怪作と言えましょう。

再び毛色を変えた最終章「ムカデ人間3」は徹頭徹尾“ひどい”。


さてさて、そんなシリーズにピリオドを打つ作品がとうとう登場しました。 これまでとは色味も方向性もガラッと変えて……しかし、1・2の主人公らを再び別役として起用したりと、確かな繋がりを感じる予告編に、期待と不安と半々くらいで待ちわびていたわけですがね。

いや~なんというか、ムカデ人間に求めていたものとはちょっと違うものが展開されるんですが、とにかくまぁ、最初から最後まで「ひどい」としか言いようがないんですね、これが。

冒頭、2の結末らへんから映像が始まって……と、完全に2の時と同じメタな入り方をしていて、嫌な予感しかしないわけですが、少しその予想を外しつつ……でもしっかりとムカデ人間を作ってくれます。 舞台は刑務所で、ちっとも更生しない凶悪犯の再犯を防ぐプログラムを考えよう!みたいな感じの内容。

全体的に寒冷色・暗色だったこれまでとは違って、かなり明るめの色味になっている映像面。 冒頭から口を開けば卑語・猥語を連発する主人公であり刑務所所長のビル。 そんな彼にやきもきしつつも媚びへつらう会計士のドワイト。

このビルやドワイトが、それぞれ過去作でハイター博士やマーティンを演じた彼らで、それでいて、過去作とは全く異なるキャラクターとして演じているので絵面もなかなか新鮮かつ面白い。

グロさやエグさでは2にはかなわないものの、今回も趣向を凝らしたひどい演出・展開は健在で、よりセクシュアルな蛮行が描き出されます。 ビルが終始わめき、怒鳴り散らし、ブチ切れているだけでも苦笑が漏れるのに、合間合間にクソひどい展開が待っているんで、「もうほんとどうしようもねーな、この映画!」ってな具合に笑いが止まりません。

そんでもって、このビルがまたレイシストでレイピストでサディストな感じのイカれたおっさんなもんで、性別や人種・宗教・政治などなど、ありとあらゆる方面に対してケンカを売っているんで、色んな意味で大丈夫か?と心配になるレベルでしたね。

そんなスカム野郎なビルを時に諌めたりするドワイトが見た目の割にマシに思える時もあるんですが……当然、マシなわけがありません。 というか、本作でマトモな奴っていたっけ?な具合なので、彼もまた相当クレイジーです。

というわけで、過去作ともまた違うひどさで塗り尽くされた本作。 まぁ、誰かにオススメできるもんじゃありません。 良識が疑われちゃうじゃないですか、こんなひどい映画勧めたら!

少なくとも、おっかなびっくり恋人同士でワーキャー見るもんじゃないですね。 気の合う映画仲間と語り合いつつ見るもんでもない……わけでもないのかな?ヒデェなこの映画wwとかいいながらだと案外楽しいかもしれません。

いやまぁ、オススメはしません。 しないけど、まぁ、見たいなら見てもいいんじゃないですかね? とは。 面白さとかなんだとかは一切保証しませんが。 ただ、シリーズ完結編として(別にメタな導入部以外に作品間の強固な繋がりはないですが)、それなりにはっちゃけてひどい映画にはなっていたかなと思う次第です。

あ、事前情報ほとんど入れずに見たんで、ムカデ人間以外に○○○○人間も出てきたのは嬉しい?サプライズでした。 いや、それほどでもなかったかも。 よぐわがんね。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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