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「拡散性ミリオンアーサー」 レビュー

iPhone/Androidなどスマートフォンで既に展開中の、ソーシャルカードゲームをPS Vitaに移植したもの。

100万人いるブリテンの王候補(アーサー)として、敵を打ち払いつつ強力な騎士を率いて戦う……というイメージのデザインとなっております。

よくある同系作品とは一線を画した品質のカードイラストや、豪華声優陣・BGMを採用した音声周りなど、大手企業ならではのクオリティが望める一方、基本部分のゲーム性が低いのは言うまでもなく、既に同系ゲームを遊んだ経験があるなら新鮮味はないでしょう。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 他の追随を許さないカードイラストのクオリティ。
  • 有名声優を起用したキャラクターボイス。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • BGMは安っぽいもの多し。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • PS Vitaに最適化されていない操作性。
  • アホみたいな量を要求する、セーブデータ容量。
  • 起動するたびに開くブラウザ。
  • ストーリーはラノベ的なノリもありつつ、魅力を感じさせない。 不用意に入る下ネタもマイナス。
  • 随所で入るロード。メニューでもロード。多い、長い。
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ついに因縁のタイトルと対峙したわけですが

以前、【クズエニ】本日Google Playで配信の「拡散性ミリオンアーサー」のサポートがゴミすぎる件を書くことになった同作。

不本意すぎる結果に終わったため、今回の配信はリベンジにうってつけだと思い、さっそくプレイしてみました。 さて、その結果はと言うと。

ゲームの質としては無料で妥当だよね

PSO2やピコットナイトなどかなり遊べる、もしくは有料でもおかしくないクオリティの作品が先に出てしまっているわけですが、それに比べると同じ無料でも「ま、こんなもんか~」みたいな、ややため息混じりの納得をせざるを得ない感じに仕上がっています。

豪華声優陣の起用や、一線級イラストレーターが多数参加しているので制作費も他の有象無象に比べれば遥かにかかってはいるんでしょうけど、肝心のシステムは別にたいしたもんじゃないというか、別段高度なわけでもないんです。

結局のところプレイヤースキルよりも運・財力・プレイ時間がモノを言うゲームシステム・バランスなのは相変わらずなので、どちらかというと(リターン・勝つことが一切ない)ギャンブルみたいなものだと思ったほうが良いです。

まぁぶっちゃけ、この手の作品はゲームそのものの楽しさはどうでもいいというか皆無に等しく、レアを引くとか他者に頼られて承認欲求を満たすとか、そういった方面を刺激・満たすものなんで、ゲーマーがゲームを求めてプレイすると肩透かしを喰らいます。

※オンラインカードバトルRPG的なものを自称していますが、RPG要素はないです。 申し訳程度に経験値とレベルアップがあるだけ。

相変わらず仕事はずさんだぞ!

以前もツッコんだんですが、やっぱりVita版でも一緒でした。

はい、起動後の安っぽいメニューですが、このタイトルメニューの存在意義がありません。

私のプレイしたAndroid版ではそもそもセーブデータをひとつしか作れず、また、やりなおしができないので、一度データを作ってしまうと「最初から」の存在が死ぬことになりました。 まぁ、ソシャゲのほとんどがセーブデータはアカウント1つに対して1個ですが。

しかしVita版では更にパワーアップ。 なんと、一度セーブデータを作ってしまうと、この画面を二度と見ることができなくなってしまうのです!

以後、起動すれば勝手にデータロードされ、こんなメニュー画面なんて一瞬足りとも表示されません。 じゃあなんでこんな無駄なメニューを作ったんだ、と。 なーにが「様式選定-モードセレクト-」だ、と。 セレクトできね―じゃん!

ともあれ、やり直しがまずきかないのでプレイヤー名とか所属勢力は慎重に選んで下さい。 泣くに泣けない状況になっても、サポートはゴミレベルだと思われるので、期待出来ません。

3人の中から、主人公を1人選ぶ。 そのキャラの目線で物語が進行することになるので注意。 なお、一番右のアーサーは男です、ショタです。

また、操作面もイマイチです。

本作に限ったことじゃないんですが、メニューがボタン操作可能だったりタッチオンリーだったりとどっちつかずなんですよね。 しかもボタン操作も○だったり□だったり、色々な所でテキトーというか最適化されていないなぁと。

まぁ、基本テキトーにペタペタとタップしてれば勝手に進んでいく(高度な操作は必要ない)ので、どうでもいいっちゃどうでもいいんですが。

あと驚いたのがこれ。

本体及びセーブデータ領域の容量なんですが。

なんですか、セーブデータを保存にするのに必要な容量1,000MBって! 1GBですよ、1ギガバイト!!

もうね、アホかと。 本体が762MBってのもアレなんですが、それを凌駕するセーブデータってどういうことやねんと。

一応、いきなり1GBもっていかれるんではなくて、はじめは数十MB(それでもデカイけど)でゲーム進行とともに肥大化していく模様。 で、どこかの段階で1GBと。

※開始直後くらいは40MB程度でしたが、少し進めて確認したら50MBになってました。 この肥大化スピードはやばすぎます。

どんだけ手抜きなんですかね? もう、完全にPS Vitaに最適化できてないでしょ、これ。 この程度の、ともすれば“アプリ”枠で出してもいい程度のものに、2GBも使えと?

先に名前が挙がったPSO2や、データの肥大化が大きいとされるSkyrimのセーブデータでさえ10MBちょっとですよ。 なのに、こんなタイトルごときで数十MB~1GBの可変セーブデータとな?

いったい何を保存しているのか謎ですが、よくこんな仕様でGOサインが出たなぁと感心してしまいますね。

もう、ここまで来ると、起動するたびにゲーム内でいちいちブラウザが立ち上がって、最新情報を表示させるというウザったくてしょうがないダメ仕様もかすんでしまいますね。

はじめての人向けにちょっと説明

気を抜けば「クソ(ゲー)」「ゴミ」という言葉が出てきそうになるのを、なんとか理性で抑制してこの程度の頻出で済んでいますが、まぁ、ほんとしょうもない完成度のゲームシステムだと思います。

しかしまぁ、巷で話題のソシャゲはどんなもんじゃいと、好奇心に負けてプレイしてみようと思う方がいるはずなので、少し説明を。

本作はカードゲームを名乗っていいのかわからん程度に、頭を使わないカードゲームです。

カードは探索(といってもタップするだけ)して手に入れるか、探索や対人戦で手に入るカードのピースを集めて完成させて手に入れるか、有料・無料のガチャを回して手に入れるかします。

当然、探索や無料ガチャで手に入るカードはザコで溢れており、カードピースを集めて手に入れたカードはちょっぴりレアで強く、なんといっても有料ガチャでたまーに手に入るレアカードが最強!という勢力図であります。

無料でも一応そこそこプレイは出来るんですが、対人戦やイベントで戦うことになるレイドボスなどには歯がたたないです。 まず無理。

そういうのをこなすには、やはり課金するしかないわけです。 そうして得られるのは、ランキング上位入賞などの一時の栄誉のみです。 実力でもなんでもなく、金と運に物を言わせただけですから、達成感も薄いですね。

カードバトルにも触れておきますか。

といっても何もすることはありません。 とりあえず能力が高くて、高性能なスキル持ちのレアカードをデッキに入れればそれでいいのです。

強いカードを入れるには相応のデッキコストが必要なので、レベルアップしてデッキコスト上限を上昇させる必要もありますが、デッキ編成でもあまり高度な戦略を練ることはできませんし、戦闘も介入の余地はほとんどなく、ワンタップで結果が見れるというだけのもの。

さすがに他の同系作品よりはビジュアルにこだわっているだけあって“ゲームっぽい”ですが、一度見ればもういいかな~というレベルです。

あとはテキトーにフレンド申請・許可して空虚な人脈を作り、利用し・利用されながらなんやかんややっていくことになります。

※フレンドはゲーム内のもので、PSNフレンドとは別のものになります。

招待コード

例に漏れず、本作にも招待コードが存在します。

これを入力することで、招待した側・された側ともにレアカードを入手できるというものです。 更に招待した側は、招待人数が一定になると更にイイモノが手に入ったりします。

だから、ストアやマーケット、掲示板などで招待コードを書くだけのレビューが氾濫するわけです。

ただまぁ、招待コードを利用すること自体はねずみ講っぽいけどデメリットはないですし、積極的に使うといいと思います。 そして必要があれば、自分のブログなりSNSなりで招待する側に回るのもいいと思いますマルチ商法っぽいけど

っというわけでですね、本作をとりあえずやってみるか~とか、そういう感じの人がいたら、私ので良ければ招待コードをお使いいただければと思います。

たとえ私がプレイをやめようと有効でしょうし、新規さんにとっては有力なカードを手にできるということで、普通に始める人よりは一歩リードして進められることになりますよ。

招待コード(招待ID):V25b

※なお、招待コードの記載を目的としたコメントはご遠慮いただいています。 また、本コードはPS Vita版でのみ利用可能であり、iOS/Android版ではご利用いただけません。

フォローしておくと

再三書いて来ましたが、カードイラストの質は高いです。 序盤のザコでも、そこらの有象無象ではレアカードレベルのモノがいくつもありますし。

ストーリーも、質はイマイチながらもそれなりにボリューミーな模様。 加えて、普段はあまり注目されないカード(本作では騎士)にも寸劇的なエピソードが用意され、サブストーリーとして閲覧可能。

全てのカードにあるわけじゃないんでしょうが、お気に入りのカードの生態?を垣間見れる“かも”しれないというのは、なんだかんだでないよりはあったほうがいいですよね。

そんなわけで、ラノベにちょっとゲームっぽい要素がくっついた作品くらいに思っておくと、それほど酷評にならないかもしれません。

総括

予想通りというかなんというか、そんな感じでございます。

まだオープンβ期間らしく、まだガチャチケットの使用や課金利用ができないようですが、大体のゲームシステムを把握する分には問題ないです。

スマートフォンをもっていないため、ソシャゲに興味があったりしてもできなかった人には朗報と言えなくもないですが、既にプレイ経験があるのであれば無理して遊ぶ程でもないでしょう。 ソシャゲの本質やいいところ・悪いところを把握・批判するために遊ぶのはアリかもです。

間違いなく、同系ソーシャルカードゲームよりは高品質なものの、直近のゲーム性の高いソシャゲに比べればゲームとして劣る部分も多く、暇つぶしになるかどうかってところですね。

ただ、暇なのであればPS Vitaで普通にゲームを遊ぶもんだと思うので、出番はあまり多くないかもしれませんが。

とりあえず、くれぐれも重課金にはご注意下さい。 自分は大丈夫、と言わず、常に細心の注意を。

恐らく、本作がソシャゲレビュー最後の作品になるでしょうね。 少なくとも目下は。

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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