こちらで更新継続中。「ペルソナ4 -Persona4 the ANIMATION-」 レビュー

「ペルソナ4 -Persona4 the ANIMATION-」 レビュー

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大人気RPG「ペルソナ4」のアニメーション化作品。

主人公・鳴上悠(なるかみ ゆう)は、親の事情で叔父のもとへ引越しをすることになった。

叔父のいる八十稲羽(やそいなば)は閑散としつつも平和で、居心地のよさそうな田舎町。だが引越しと時を同じくして殺人事件も発生……若者の間で噂になっている「マヨナカテレビ」など、主人公はここで驚くべき一年間を過ごすことになる。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 原作を知らない人でも大いに楽しめる内容。
  • 無論、原作に触れた人やゲームでの前作(ペルソナ3)に触れた人にとっては更に嬉しい演出や映像。
  • ゲーム的な演出をあえてそのまま使うことにより、イメージを崩さない配慮。
  • 華々しい外観とは裏腹に「自分と向き合う」というテーマが提示するもの以上に深みを持たせている。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • 原作からの一部キャストの変更、クマの声の違和感。諸事情やコンディション、時間の経過など色々考えられるものの少し気になった。もっとも、新規さんには関係のない話。
  • 全25話ということで、やや駆け足気味に感じる場面も。とはいえダイジェスト版というほどでもなく、内容はしっかり楽しめる。
  • それほど気にはならないが、作画ブレが少々あったり。
  • 必須ではないが、一部エピソードは原作の概要・システムを把握していないと面白さがピンと来にくいかも。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • 特になし。
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詳細

本作の魅力は色んな意味でカラフルな主人公とその仲間が紡ぐジュヴナイル(青春・冒険)モノというところでしょう。

少しこそばゆいところもあったりしますが、人死が出るとはいえ輝かしい青春模様は清々しさを感じるほどに「追求された」ものになっています。その過程で「絆・コミュニティ」をモチーフに、各人が自分と向き合うことで成長していく姿も見ることができます。

これはキャラを通して描かれてはいるものの、内容自体は誰しもが抱きそうな心の闇であり、その暗部と向き合うことの大切さを投げかけています。やや極端な描写も目立つものの、あまりヘヴィにしすぎずにメッセージを伝えたという見方もできます。

そんな本作は新規さんにオススメできる作品に違いありませんが、では原作を知っている人とってはどうでしょう?

答えは「オススメ」です。 製作者たちが腐心したゲーム的演出……例えば「!」や汗マークなどの表示や、日付の切り替わりの演出はゲームであったものを再現。これは新規さんにとっては真新しくもあり、原作プレイヤーには嬉しくもある演出だと思われます。

また、修学旅行のエピソードではP3の楽曲が使用されたり、そもそも映像化された月光館学園や江戸川先生のようすを目にすることができるというのもあって、往年のファンにもとって非常に嬉しい演出となっています。

ストーリーは犯人追求まで描かれており、更に、劇場版にて更なるエピソードの映像化もされる予定となっています。

まさに笑いあり涙ありのバラエティに飛んだエピソードがてんこ盛りで、堂島親子の絆に心を暖かくしたり、番長センセイ(主人公)のボケに笑わされたりと楽しめる場面は相当多いです。

欲を言えば、少し気になるところも

P4Gでも感じたのですが、オリジナルPS2版の頃とはクマの演じ方が変わってしまって最初は違和感を感じました。が、そのうち慣れるので大した問題ではないでしょう。

むしろ一条ら脇役のキャストが大幅刷新されており、ここの方が気になる人は多いかもしれません。もちろん変わりない人、頑張っている人も多いのですが少し慣れるのに時間がかかるかも。

ただ、キャスト自体はイメージからかけ離れたものではなく、新規さんにとっては何も問題にはならない好演をされていたかと思います。

他に気になる点としては夏休みのエピソード。

本作は絆も重要なキーワードとなっておりますが、それにしてもこのエピソードは新規さんにはすぐにはピンと来ないかもしれません。もちろんそれを楽しむべきなのかもしれないし、しっかりと補完はされるのですが……原作を知っている人とは違った楽しみ方になるかと思います。

原作を知っている人にとってはこの回は「あるあるネタ」に映り、妙な笑いがこみ上げてくるかもしれませんね。この辺は原作システムの「コミュニティ」を知っているか否かで捉え方が違ってくる箇所かと。

ただ、どちらの捉え方がいいというものでもないため、悪い点とはいえません。

総括

最近見たアニメ作品の中ではかなりの出来栄えと言えるでしょう。

ゲーム原作だとどうしても様々な制約やデメリットもあるのですが、本作は多くの機転と工夫でそれらを取り払って、多くの人に楽しんでもらえる作品になっているかと思います。

原作よろしく先が気になってどんどん続けて見てしまいたくなる牽引力を有し、非常に優秀な逸品に仕上がっています。新規さんにも原作ファンにも自信を持っておすすめできます。

TVアニメ「ペルソナ4」公式サイト

書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
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