こちらで更新継続中。Make Them Suffer「Neverbloom」 レビュー

Make Them Suffer「Neverbloom」 レビュー

Neverbloom

オーストラリアが産んだ、シンフォニック・デスコアバンドによる1stアルバム。

ブルータルでブラックメタルからの影響も強そうなサウンドに、美しくも暗いピアノの音色が儚げに重なるそのサウンドは聴くものを霧で遮るように拒みます。 しかし、ひとたび受け入れて中へ入り込んでしまえば不思議な響きと魅力に囚われてしまう作品。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • デスコアやシンフォニックブラックメタルあたりをごちゃまぜにした、美しくも激しいサウンド。
  • ベースはデスコアながら、むやみにビートダウンを入れるというようなことはせず、1stにしてかなり完成度の高い曲作り。
  • 一貫した空気感が耳に残り、リピート性も高い。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • ヴォーカルのアプローチを中心にやや一本調子で変化に乏しく感じる場合も。ここが次回作以降で改善されれば大躍進が見込めそう。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • とくになし。
スポンサーリンク

詳細

一曲目のイントロ曲~PVも公開されていてアルバム名にもなっている「Neverbloom」への繋ぎは王道にして効果的な導入です。やはりイントロ曲を挿しこむことで、これから始まるであろうプレイに期待が否応にも高まる効果があると思うのです。

全体的な曲調は(シンフォニック)ブラックメタルの影響が色濃いデスメタル・デスコアであり、メロディアスでありながら激しさもあわせ持っています。そこへ加わるスクリームやグロウルも慟哭(どうこく)のようですらあり、本作の雰囲気にマッチしています。ヴォーカルの系統的にはThe Black Dahlia Murder系列な印象。

また、デスコアにありがちな「とりあえずビートダウン」というような甘ったれた手法はとっておらず、ここぞ!というところで落としこむのも好感が持てます。同系バンドに比べて音楽性に知性を感じるのも○。

途中で箸休め的なインスト系曲をはさみつつ、特にダレさせられることもなく聴き通せるかと。

総括

ヴォーカルアプローチの一本調子さに触れましたが、こちらは徹頭徹尾というわけではありません。 ガテラルっぽく聴こえる部分もあったり効果的に重ねたりもしていたりと、ただ単に考えなしにわめきちらしているわけではありません。

ただ、そんな中でも少し冗長だなぁと感じる部分がなかったわけではないですが、全体通して独特の世界観を持ち1stにして大きなポテンシャルを感じる作品に仕上がっています。

シンフォニック・ブラックメタルや、メロディアスさも備えるデスコアなんかが好きな人にはウケるのではないでしょうか。 ただ、ハナから高完成度&6分超の大作が流れるので、それだけでお腹いっぱいになっちゃう可能性も……。

PV:


書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
スポンサーリンク

シェアする