こちらで更新継続中。Unite For Relief「A Hardcore Benefit For Japan」 レビュー

Unite For Relief「A Hardcore Benefit For Japan」 レビュー

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多くの犠牲者を出し、未だ多くの問題を残している3.11東海大地震と原発問題。本作はそんな暗澹(あんたん)たる空気の漂う日本を鼓舞すべく、東西のハードコアバンドが楽曲を持ち寄って完成させたコンピレーション・アルバムです。

本作の売り上げは復旧支援金として送られるわけですが、被災地支援という目的に終始せず、二枚組で数多くのバンドの音源が楽しめるという意味で、音楽CDとしての価値も大いにあります。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 二枚組で30曲を超える収録曲数、2,000円程度という価格。
  • 「楽しみながら」復旧支援が可能という、素晴らしい構想。
  • 1バンド1曲ということで膨大な数のアーティストの音が楽しめ、ハードコア入門にもうってつけ。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • とくになし。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • とくになし。
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詳細

なんといっても本作の魅力は、とにかくバラエティ豊かな音源をたっぷり楽しめる上、売り上げが被災地支援にも役だってしまうという一挙両得なモノに仕上がっている点ではないでしょうか。

褒められた人格ではないのは承知で書きますが、私はこの震災での資金援助は、基本的に「売り上げを支援金に回す」形式のコンテンツをのみを購入しただけでした。自発的に募金箱などに投函したり、しかるべき団体に送金もしておりません。

ひとつ言えるのは、こういったコンテンツの「見返り」が多少なりとも存在すれば、普段なら募金しようと思わない人/金額(本作で言えば2,000円)が「何のためらいもなく」募金をすることができるということです。お釣りの小銭をチャリンチャリンっと募金箱に入れるよりは、よほど有意義にして有意味だと思いますがどうでしょうか。

内容も充実の一言!

それはさておき、このボリュームは特筆すべきものがありますね。

海外の有名ドコロはもちろん国内のバンド(しかも新曲!)もたくさん参加しており、飽きずに最後まで一気に聴き通せるのがオムニバスとも言うべき本作の強みでしょう。それこそ重めの音、疾走感や爽快感のある音、ノリやかっこ良さもまさに十人十色。

数が多すぎるので書き切れませんが、スクリームが印象的なKnockdown(韓国)やメタリックな音といい意味で汚らしい声のNasty(ベルギー)、いい意味でチンピラっぽいTrapped Under Ice(アメリカ)、落とし込みがCOOLなDoggy Hood$(日本)あたりが私は好きですね。

一口にハードコアといっても様々な音があるのだと再認識させられるとともに、日本のハードコアバンドのレベルの高さも要注目ですね。

参加バンド一覧

では、本作に名を連ねるバンド名を列挙していきます。みんなありがとう、ですね!

  • Next Step Up
  • Darkside NYC
  • Sand
  • Cruel Hand
  • For The Groly
  • Creepout
  • 13 Step
  • No Second Chance(UK)
  • Terror
  • Facecarz
  • Bet The Devil
  • World Eater
  • Born From Pain
  • Burning Sign
  • State of Mind
  • Life Style
  • Wisdom In Chains
  • Doggy Hood$
  • Madball
  • Balboa
  • Numb
  • No Turning Back
  • Edge of Spirit
  • Ballistic
  • Knockdown
  • Nasty
  • Fight It Out
  • Sicker Than Most
  • Slang
  • Look My Way
  • Guerreilla Crowz
  • Trapped Under Ice
  • Embraced by Hatred
  • No Second Chance(US)
  • Break of Chain

総括

追悼曲・アルバムとは違って、非常にエネルギッシュで前に突き進もうとするパワーが感じられる一品ですね。

私はハードコアも好きで聴いているのですが、知らないバンドが多くて「みっけもん」でしたね。バンドや曲を知らなくてもシンプルにノれるのもハードコアの魅力だと思いますし、その魅力が本作にはこれでもかと詰め込まれています。

はじめにも書きましたがハードコアの入門アルバムとしてもかなりの出来なので、興味が有る方は是非とも手にとって欲しい作品です。

書いた人はこんな人

壬生狼

壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。

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