こちらで更新継続中。「Wolfenstein: The New Order (ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー)」 レビュー

「Wolfenstein: The New Order (ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー)」 レビュー

FPSの古典の一つであるウルフェンシュタインを現在など向けに大幅かつ大胆にブラッシュアップ・リメイクした作品。

CERO Z指定だからこそ表現可能な、CRAZYな世界観やゴア表現、そしてダークでシネマティックなシナリオ、古きよきFPSの面白みも感じられるゲームプレイなどなどオフライン専用FPSとしてはかなりの快作となっております。

 icon-smile-o ここがイイ!

  • 徹底して独特な世界表現・設定や狂気に満ちた空気を描き切っており、没入感は非常に高い。
  • シナリオはダークでヘヴィでシニカルでシネマティック。 イカれた人物らによるイカれた物語はとてもスパイスが効いていて味わい深い。
  • プレイフィールも上々。 通常難易度では銃をぶっぱなして敵をぶっ倒す楽しさがあるし、高難易度ではシビアな空気も楽しめる。
  • 珍しくゴア表現に規制が入らなかった模様。 おかげで結構エグい表現が満載。
  • 作中挿入歌?が実際の往年の名曲をドイツ語アレンジしたもので、元曲を知っていると笑えるものも。

 icon-meh-o 微妙・惜しい

  • 一応マルチシナリオなものの、差異は思ったほど大きくはない印象。 もう少し大きな変化が欲しかったかも。

 icon-frown-o ここがダメ!

  • 特に無し。
スポンサーリンク

某CoDよりもシネマティック!?

通してプレイしていて思ったのは、シングルにも力を入れていたCoDよりもシネマティックで面白いなぁということ。

そりゃあマルチもくっついたあちらと比べ、シングルに全力を注いだこちらの方に軍配があがるのは自然なことなんでしょうけれど、こちらの衝撃度や没入感は比ではありませんでした。

第二次大戦でナチスが勝利していたら?のif設定の元、サイバーパンクな匂いも立ち込めるダークな世界を舞台に、色んな意味でアダルティでバイオレンスな物語が展開していきます。

注目すべきは、登場人物のうち主人公側の人間もどこかおかしい人物ばかりなこと。 敵ももちろんキレた奴らばかりなんですが、なんとも言えない表情(あるいは無表情に近い表情)でナチス兵にナイフを何度も何度も突き刺す主人公も、たいがいイカれています。

そんなイカれた世界を彩るのは、やはりというかなんというか、ゴア表現。 要はグロなんですが、このあたりに厳しい日本にしては珍しくCERO Zということで修正は入っていないようです。

ショットガンで頭を打てば砕け散り、ミニガンで胴を撃ち抜けば肋が露出し、手榴弾を放れば四散します。 更には、カットシーンでのナチスの蛮行もなかなかにエグく、絶対悪としてのナチス像はよく描かれていたのではないかと。

くぱぁしたりなんだりと、そりゃもう色々とアレなアレです。

そんな本作ですが、不思議とその狂気に染まった世界に生きる狂った主人公らに感情移入できてしまうのもまた不思議なものです。

別に終始重苦しいわけでもなく、宇宙に行ったりと割とエンターテインメント性も高かったりするんですが、その過程で描かれる少々歪んだ正義に共感できる部分もあったりして、気がつけば止め時に困るくらいには没頭できるのですよね。

まさにプレイできる映画といえましょう。

ゲーム部分もかなり秀逸!

さてさてシナリオばかりが優れているわけではないので、ゲーム部分にも言及を。

本作の操作やシステムは比較的オーソドックスなもので、本作ならではのシステムというものはほとんどないと言っていいでしょう。

しかし、一方で近年のFPS(のシングルモード)が失いつつある弾をばら撒いて敵兵をガンガン倒していく心地よさは、ここ最近の作品の中でも際立っています。

別段射撃音などが優れているわけではないものの、敵の攻撃をかわしつつ敵を蹴散らすという古典的なプレイスタイルや、ゴア表現にも関わる効果音などが相まって、湿り気のある爽快感があるのです。

もちろんミッションによってはステルス系のものもありますが、基本的には暴れまわっても(苦戦はしても)クリア可能だったりとお好みでプレイできますし、プレイスタイルによってアンロックできるPerkも存在します。

なくても困らないけれど、あると便利なPerk。

これはプレイ中に特定の行動をとることで解除されていき、リロード速度が向上したり、弾薬類の所持上限がアップしたりと様々な恩恵が得られるものです。

適当にやっていてもプレイスタイルにある程度マッチしたものが解除されたりされなかったり、一風変わったプレイを要求することでプレイに多少のバリエーションを持たせたりと、ほどよい味付けになっています。

とはいえ、ミッション中はギミックもそれなりに用意されており、頭を空っぽにして銃をぶっ放していればいいというものでもなく、一部シーンでは難易度がノーマルでも高めと感じる部分もあったため、序盤から(FPS初心者には)少々難易度が高めな作品とも言えそうです。

総括

FPSの映画的なシングルプレイが好きで、かつ、ナチスをとにかくたくさんぶっ飛ばしたい・グロが好き・サイバーパンクな感じが好き……というような方にオススメです。

大きな変化はないもののマルチシナリオを採用し、そこそこのコレクション・やりこみ要素もあり、全体的にボリュームなども見ても手堅く作りこまれています。

遊んでおいて損のないタイトルです。 あなたもぜひ、ナチス兵や巨大ロボット、サイボーグ犬、ミュータント兵をぶっ飛ばしてください!!

FPSが得意ではないという人でも、最低難易度なら死にながらでもクリアできるはずバブー!

とても“大丈夫”そうには見えないんですが?

私はDL版を購入しましたが、DL中でも第一ステージの途中までプレイできました。 次世代機ってすごいなと思いつつ、ウズウズしてましたww

オリジナル版をちょこっと遊べる隠し要素なども!?


書いた人はこんな人

壬生狼
壬生狼(みぶろ)と申します。 miburo666/ルプス(Lupus)は概ね同一人物。 ゲーム、音楽、映画/アニメ、イラストなどが趣味。 ここでは音楽や映画/アニメを中心に、趣味関連の記事を書いていきます。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
スポンサーリンク

シェアする